寝返りの介助方法
寝返りは、介助者の方に向かって動くよう介助することが基本だそうです
介助を受ける方の姿勢は、両腕を組む、膝を立てるなどして、体をできるだけ小さくしていただきます
介助者は、手の平で肩甲骨を支え、もう片方の手で骨盤横、大腿部を支えます
お声がけをして、お顔を動く方向に向けていただいてから、まず上半身(肩甲骨)→下半身(骨盤横、大腿部)の順で手前に引くように介助しましょう
寝返りを小さい力で介助するコツは、介助を受ける方の身体を小さくすることと、顔の向きを動く方に向けることです
向きを変えた後にも心配りを。皮膚のツッパリを取り除く圧ぬきや、着衣・シーツのシワ伸ばしも忘れないでください。皮膚の感触を良くし、快適にするためだそうです
起き上がりの介助方法
起き上がりの介助は事故になることが多いため、ゆっくり慎重におこないましょう
ベットに横向けに寝ている状態から起き上がる場合(側臥位)の手順です
1 ベットの端に座っているように想像しながら体の位置を確認します
2 頭は顎を引いていただきましょう
3 股関節を深く90度ぐらいまで曲げていただきます
4 膝をベッドの端から出るぐらいまで体の位置を確認します
5 踵を下ろしていただきます
ゆっくり優しく慎重におこないましょう